レーザー治療
国立中央どうぶつ病院では30年以上前からレーザーの有用性に注目し、臨床の最前線で使用してきた実績があります。
現在、当院では最新の2波長半導体レーザー治療機と半導体レーザーメスを治療や手術に応じて使いわけております。
レーザー治療の特徴
- 鎮痛:椎間板ヘルニアや関節痛、各種ペインコントロールなど
- 炎症抑制:歯肉炎、鼻炎、外耳炎、皮膚炎、関節炎など
- 創傷治癒促進:外傷、術創、骨折など
- 治療に痛みやストレスがなく安全
近年では薬剤とレーザーを組み合わせることによる、痛みのない新しい腫瘍治療も研究応用されてきています。
レーザーメスの特徴
- 切開止血が同時にできる
- 手術時間の短縮
- 腫瘤の蒸散が可能
特に腫瘍摘出手術に有効とされています。切開部位の出血が極めて少なく、さらに腫瘍細胞を切開部周辺に拡散することなく蒸散させてしまうため、腫瘍細胞の残存確率を低減することができます。
当院では、避妊去勢手術にもレーザーメスを使用し、安全、確実、速い手術を実施するよう努力しています。