キトン(こねこ)ケア
キトン(こねこ)ケアの重要性
猫を初めて飼った方は、猫の元気いっぱいな様子や犬とは違った行動に驚くのではないでしょうか。当たり前ですが、猫は犬とは異なり、独自の習性を持っています。
こねこに関するお悩みは以下のようなものが多いと感じます。
- 甘噛みが多い
- 人の手や足を狙って飛びついてくる
- 爪研ぎをして欲しくないところでしてしまう
- トイレを覚えない
これらの行動は、まず病気に起因するものではないことを確認することが重要です。こねこの場合は、猫本来の習性から来る猫にとっては正常な行動が、人にとっては迷惑になっている可能性があります。また、環境や生活に対するストレスにより生じる場合もあります。
こねこにも子犬と同様に社会化期があり、この時期に親猫や兄弟、様々な人や動物と触れ合い刺激を受けることで、新しい物事に対して順応しやすくなると言われています。
犬と比較すると猫の社会化期は短く、2週から7あるいは8週までとされていますが、その時点で性格が完成するわけではなく、2歳くらいまでは社会性の発達は続くと言われています。
飼いはじめたばかりの、こねこの時期に猫の習性を知り、社会化の手助けをすることで、人との暮らしに慣れ、一緒に楽しむ手助けができます。
そして何よりも上記のような問題行動の予防にもなるのです。
当院では、こねことの暮らしに関して、診察時に個別にアドバイスを行なっています。
来院の際は、こねこについて、気になることや迷っていることは何でもお話しください。
ご希望の方にはキトンケアの資料を差し上げていますので、お声がけください。
当院の猫専用診察室にはキャットタワーや猫のおもちゃがたくさんあり、猫がくつろいだり楽しめる工夫をしています。
診察室や病院スタッフに慣れてもらうことは、来院時のストレスを低減し、今後の健康維持にも役立ちます。
これから始まるこねことの暮らしを楽しく快適なものにしましょう。
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